非嫡出子と親権

2015-01-28

非嫡出子と親権

非嫡出子と母との親子関係は分娩により当然に発生すると考えられていますので、母は当然に非嫡出子の親権者となります。

非嫡出子を認知した父は、父母の協議で父を親権者と定めたときに限り親権者となることができます。すなわち、非嫡出子の父親は、認知だけによって認知された子の親権者となることはありません。

子の母親の死亡によって自動的に子の親権者となることはありません。

非嫡出子の父親が非嫡出子の親権者となるためには、家庭裁判所に親権者変更に関する審判を申し立て、審判の確定証明書を添付して親権者変更の届け出をする必要があります。

非嫡出子の親権者の一人が死亡した場合において、後見開始前に親権者変更の審判がなされ、これに基づいて届け出がなされたときは、これは受理されます。さらに、後見人が選任された後でも、親権者変更の審判が確定しその届け出があったときもこれは受理され、後見は終わります。

親権者指定および変更の基準は決められておらず審判官の裁量に委ねられています。

母が死亡後に、長い間子(母が死亡後認知した)と同居し扶養してきた父が親権者指定を申し立てた審判では、申立人が事実上の父として、未成年者の監護教育について事実上の責任を果たしていることを重視して、申立人を親権者に指定しています。

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