離婚後の親の介護

離婚後に子供に介護を任せることができるか?

question:

子どもは1人なのですが、すでにに成人して就職して独立して家を出ています。
例えば離婚した場合には、どちらの親が介護をしてもらえるなどの決まりはあるのでしょうか?

answer:

子どもの気持ちから考えてみますと、両親が離婚しようとも愛情を注いで自分を育ててくれたことにはかわりはありませんから、両方の介護もできることならしたいという思いはあるのではないでしょうか。
しかし子どもだからというだけで親の介護を「すべてを投げうって行え!」などと義務付けることはできませんし、現実的な問題として時間や経済的な問題から不可能であったり、両親のどちらかと仲があまり良くなかった場合には、仲の悪い親の介護はしたくないと思う可能性はあるでしょう。

親に対して敬愛の念が少ないまたは無い子どもの場合には、親に介護が必要になったと言っても「自分には関係ないことなんで」というセリフで全く関知しないことも考えられるでしょう。
仕事をしていて社会生活をしっかりおくれているからといって、義務感や人間的な思いやりが欠けている場合もないことはないのです。

もし本当に離婚するのであれば、お互いに子どもの介護を頼りにするのではなく、自分の老後の資金を自分の力で用意したり、行政などが用意している地域福祉を上手に利用することを考えて、介護が必要になって何もできなくなる前に素早く動くことが大切になってくるでしょう。
行政以外にも友人や知人などとも連絡を密接にとりあって何か有益な情報があった場合にお互いに共有できるようにしておくと、有益な情報を逃すことが少なくなってくるでしょう。
子どもが頼りにならないと思うのであれば、自分で防衛できるように準備をしないとどうにもならなくなってしまって途方にくれることになってしまいます。

子どもに任せたいならいい関係作りを

どうしても子どもに介護をしてもらいたいと考えるのであれば、元気なうちに子どもとしっかりと話し合いをして、なんでも話ができるような良好な関係を構築しておくことが大切になってきます。
しかし、話し合いができたからといって全ての子どもに任せてしまうことは負担が重くなってしまうのであまりよくないでしょう。
離婚する前に話し合っていたことと、離婚した後で話し合ってみたら考えが変化していることもありますので、定期的に話し合いをしていくことを忘れないことも大切になるでしょう。
親の離婚後の変化だけでなく、子ども自身も結婚によって家庭を持てば、最優先で護っていくのはは親よりも自分の家族となるわけですから、考え方が変わることも必然と言えるのです。

介護の話し合いがうまくいかない場合には、親子だけではどうしても感情的になりやすいので、子どもと親の両方が信頼できる第三者に間に入って話し合いの仲介をしていただくとスムーズに進むこともあります。
ただ、絶対に「子どもが親の面倒を見るのは当たり前のことだ!!」と親の立場を利用して子どもに高圧的な態度で接してしまうことはやめましょう。
高圧的な態度で接してしまうと下手をすれば介護をしてもらえないどころか、今後二度と会いたくないと絶縁されてしまうことも実際にあるのです。
子どもにも自分の生活があることを決して忘れないように!!

離婚して介護のことを考えると財産は重要になりますので「財産分与の請求とは」もご覧になってください。