離婚の際の年金分割がよくわからない

2017-04-01

年金分割

離婚の際、年金の分割の割合はどのように決めればよいのか?

question:

サラリーマンの夫とは10年以上も冷え切った関係で所謂家庭内別居状態でしたが、子供が自立するまでは離婚しないでいようという約束のもとで家族として生活をしてきました。

私は結婚後はずっと専業主婦でしたので、離婚後の生活には自立して生活できるかの不安は多少はあるのですが、離婚時の厚生年金の分割制度ができたことにより、妻の私も夫の厚生年金を分割してもらうことができると知って、少しですが安心しています。

でも私は全くの素人なので、どのように年金分割の話をしていいのやら、さっぱりわかりませんし、さらには夫と私の分割の割合もよくわかりません。
どうすればお互いの割合を間違えることなく年金分割ができるのでしょうか?

分割の割合は申したてれば家庭裁判所で決めることも可能です

answer:

離婚時の厚生年金分割制度における按分割合(年金分割後、分割を受ける人の持ち分を表したもの)を決めるには、夫婦の合意か、合意が不可能であるなら当事者の一方(夫か妻)が家庭裁判所に申し立てを行うことで決めることができます。

しかし、その前に年金分割の対象となる期間や、夫婦それぞれの年金保険料納付の総額や按分割合の範囲について正確に把握しておく必要があります。

按分割合を決める場合には一定の条件がありますので、夫か妻が専門的な知識があるような場合でない限りは地元にある年金事務所に直接相談に行くのが最も安全で早いと思います。

相談を行って状況が理解できた後に2人で貰える年金の按分割合についての話し合いを行うようにしてください。

按分割合が決まった後は公証役場で公証人が作成した公正証書か公証人の認証を受けた私書証書が必要となります。

家庭裁判所で決めた場合には審判所などが必要となります。

年金の分割はかなり大変な作業になるとは思いますが、離婚後の生活にもかなり関わってきますので、根気よく決めていってください。

夫婦が共働きのケースでは年金分割があいまいに決定されても、お互いに生活をするための収入を確保できているので離婚後の生活に困ってしまうことは少ないでしょうが、専業主婦(専業主夫)のケースでは年金分割がなければ生活資金が数か月で無くなってしまって途方にくれるということにもなりかねませんので、徹底的に納得がいくまでの話し合いを行うようにしてください。

離婚をするときに年金分割が重要になるのは熟年離婚の場合が多いと思われますので「年金分割が熟年離婚に拍車をかけた!」もご覧になってみてください。

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