再婚と面会交流について

2016-03-26

再婚と面会交流について

面会交流の基本については面会交流とはなにか?をご覧ください。

面会交流とは、離婚して親権者にならなかった方の親が、離れて暮らす子供と会うことであり、権利として法律で定められています。

親権がある方の親を「監護親」、親権がない方の親を「非監護親」といいます。

監護親が再婚した場合、再婚するからといって親子の縁が切れるわけではありませんので、原則、再婚と面会交流は別問題として扱われます。

つまり、再婚したから面会交流を制限するということにはなりません。

ただし、子供が再婚家庭に溶け込んで、新しい親になついていたりして、非監護親と面会することが子供の利益に反すると判断されるケースにおいては、面会交流の見直しはあり得ます。

再婚によって、子供の生活環境は大きく変化します。子供が再婚家庭の子供とも仲良く暮らしている場合には、面会交流によって非監護親が新しい生活に干渉してくると、新しい親や兄弟と仲良く暮らしているのですから、子供の精神的な成長、健全な成長を非監護親が阻害する危険性があると判断されます。

子供にとって非監護親が良い親であったとしても、面会交流によって親の存在感を発揮したり、新しい生活に介入する場合には、子供の情緒が不安定になるリスクが高くなります。

子供は、新しい再婚家庭の家族と非監護親の間に立って悩むことになります。

一般的に、子供と同居する再婚相手が養子縁組を行なった場合には、面会交流の見直しが行なわれる場合が多くなります。

面会交流は、子供の福祉の観点から認められるものであることを認識しておきましょう。

子供の権利であって、非監護親の権利ではありません。

再婚した場合には、再婚と面会交流にまつわる個々の諸事情を、慎重に考慮する必要があります。

家庭裁判所に見直しの審判を起した場合には、再婚家庭の子供という立場での平穏と、離婚後の子供の共同監護の理想が比較検討され、個々に面会交流の有無が決定されます。

監護親にとって再婚は、新しいパートナーとの幸せな生活のスタートとなるのですが、子供にとっては他人との共同生活のスタートとなります。

再婚相手が良い人であろうと悪い人であろうと、再婚家庭の子供は生活の中でさまざまなストレスを感じます。

子供はいろいろな葛藤やストレスを乗り越えて、新しい家族と安定した関係を築いていくようになります。

再婚と面会交流は、非常に微妙な問題をはらんでいます。

何よりも、子供の福祉が最優先に考えられますので、再婚によって非監護親は面会の機会を持てなくなる場合もあります。

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