年金分割が熟年離婚に拍車をかけた!

2017-03-16

熟年離婚

年金制度改革と熟年離婚

日本では驚くことに、明治33年(西暦1899年)から毎年のように結婚件数や離婚件数の統計を取っています。

あなたも厚生労働省が婚姻数と離婚数のデータを発表しているニュースを何度も聞いたことがあるのではないでしょうか?

最新の発表されたデータからですと、婚姻数が約66万件に対して、離婚数が約22万件と婚姻した夫婦の3分の1が離婚しているという現実がデータからもはっきりとわかるようになっています。

離婚の件数は現在は婚姻数の3分の1と多くなっていますが、昔は少なかったようで、時代が近代化するほどに離婚の数が増えていっていることが如実になっているようです。

近年で離婚件数がもっとも多かったのが平成14年(2002年)で約28万件と最新のデータよりも約6万件も離婚件数が多かったのですが、その後はなだからに離婚件数が減少傾向にあるようです。

一時期離婚件数が28万件まで増加した後で徐々になだらかに減少していっている理由は、熟年離婚の件数がある程度終了して落ち着いたこともあるでしょう。

年金分割を待つ層が一気に離婚になった

しかし、その中でも、すでに夫が定年退職(現在では65歳以上が一般的だと思います)していて結婚生活が25年以上経過している夫婦に関してだけは離婚件数が増加傾向にありました。

上記の層が増加していた理由は単純でして、厚生年金の離婚時分割制度が年金法の改正によって施行されるまでは我慢していた層が法律が改正されたのを待って一斉に動き出したと言えるわけです。

実際に厚生労働省から発表されているデータを見てみますと、年金分割ができるようになった法律が施行された2007年4月は前年よりも離婚の数が6%も増加して実に23355組の夫婦が離婚したのです。

年金分割が重要になっていましたので、年金を扱う各地の年金事務所(旧社会保険庁の社会保険事務所のことです)には問い合わせが一時的に急増していました。

年代別での離婚数をデータから分析してみると、50代の離婚件数は全体の割合では少な目とは言えますが、数だけでいえば確実に増加していっています。

特に50代であったり結婚後20年以上経過した夫婦の離婚数が増えたのは1990年代以降なのです。

この現象は女性が夫にただついていっていればいいといった価値観が破壊されて、女性の社会進出や権利が認められてくることで自主独立で生活することができるようになった女性が、自分の人生を見直した結果として離婚を選択したのではないかと思われます。

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