
産後うつに注意!!
子どもは楽しみだけど「産合うつ」になったらどうしよう??
今回は産後うつのお話になります。
産後うつに注意!!
日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は出産した女性の1割にみられるとされる、いわゆる産後うつの対策が産婦人科診療ガイドラインに盛り込まれています。
産後うつは出産したお母さんが一番つらいのはたしかなのですが、産後うつによって、夫婦の関係がこれまでは仲良くて問題が全くなかったものが、出産後の産後うつをキッカケとして、ぎすぎすした関係になってしまったというようなケースもあります。
ですから、産後うつを単純にお母さんだけの問題としてとらえるのではなく、夫婦関係の大きな問題になりえるものだという認識で夫婦が一緒になって向き合って欲しいと思っています。
産後うつってどういうもの?
産後うつとは、育児のストレスや重圧、出産に伴う母体のホルモンバランスの変化など、出産後におこるさまざまな要因で一般的に産後半年ごろまでに発生するものとされています。
産後うつにより、お母さんが自殺したり、育児放棄、児童虐待につながることもあり、子供の発達にも大きな影響があると考えられているようです。
もし、育児放棄や、児童虐待にまで行っているようだと、当然ながら夫婦の関係も悪くなっているケースが多くあると思われます。
そうなってしまうと、産後うつをキッカケとして夫婦関係が悪化してしまい、最終的には離婚を決断するという場合もありますので、お母さんのことだけと考えずに夫婦2人の問題だとして、夫側も産後うつの原因や緩和方法については真剣に受け止めてほしいと思います。
日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会、日本周産期メンタルヘルス学会が海外での対策事例などを調査をしたようです。
2015年にまとめられた報告書では、イギリスでつくられて活用されている質問票を活用していくなど、産後2週目と産後4週目に精神面のチェックが必要と指摘しています。
産後うつになってしまった、お母さんに関しての支援プランは、妊娠や出産に関して幅広い知識を持つ精神科の専門医に紹介して治療をすることが最適だろうとされています。
現在の医師のガイドラインでは出産後は精神障害が起こりやすいので注意をすることというような抽象的に注意をしましょうと書かれているようですが、具体的に産後うつになった場合にはどのように対策するかは書かれていないようで、今後産後うつの実態がより認知されてくれば、手厚い治療が行われるようになるでしょう。
認知度が今以上に高まってくれば、産後うつになったことにより、夫婦がぎくしゃくするようなことも減ってくるのではと思っています。
2つの学会などは2017年4月のガイドラインの改定時期までに具体策を議論して決めうるようで、産婦人科と精神科や心療内科の医師の連携しネットワークづくりを進める方針のようです。
おすすめ関連記事
ー1人でもできる結婚式があるー
「ソロ結婚式が行われているよう」
ー離婚して子供を面会させるばあいー
「別居中の子供との面会」