
コロナ離婚と早急に決断する前に
コロナウィルスのせいで離婚してしまった!!悔しい。
今回は世間を騒がせている新型コロナウイルスの蔓延による離婚問題について考えます。
コロナ離婚は事実なのか?
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる新型肺炎。
日本も例外ではなく、患者が毎日のように増加して、現在は国全体が緊急事態宣言が発令されているという、非常事態となっています。
そのような中で、通称「コロナ離婚」と呼ばれるような、夫婦の離婚が増えているようです。
しかし、ここで考えていただきたいのは、本当に離婚してしまった原因または離婚したいと思わせている原因が新型コロナウイルスにあるのかということなのです。
例えば、今回の緊急事態宣言により「1:夫婦ケンカが絶えなくなった」「2:相手の行動や言動に対して幻滅することが多くなった」のようなことがあったとしましょう。
1の夫婦ケンカが絶えなくなったのは、本当に新型コロナウイルスの蔓延による在宅勤務が原因なのでしょうか?2の相手行動や言動に対して幻滅することが多くなったことについても、本当に新型コロナウイルスの蔓延が原因なのでしょうか?
夫婦ケンカが絶えなかったのは、これまでと変化がなく、在宅で顔を合わせる時間が長くなったことで、ケンカの間隔や頻度が上がったことにより、コロナウイルスが原因のように考えているだけではないでしょうか?
元々の原因の多くは、実際に冷静に考えてみれば、他のところにあるのではないでしょうか。
相手の行動や言動に関しても、元々から気になる行動や言動が気になっていたものの、コロナウィルスの蔓延により、あなた自身の精神状態に余裕がなくなった結果として、些細な行動や言動でも目につきやすくなってしまったのではないでしょうか?
冷静になって客観的に起こっている出来事を考えてみれば、本当にコロナウィルスによって原因が発生したのかどうかは、判断できるはずなのです。
非常時には冷静な判断をおこなうのは危険を伴う
今回のコロナウィルスだけではなく、大地震も含めて大きな災害発生のように、非常事態に陥った場合には、人間の多くは冷静な判断ができなくなってしまうものです。
そして、その冷静でない状態で一気に離婚のように元に戻すことが難しい物事を進めてしまうと、後になって非常に後悔する可能性も高くなります。
非常時には、まずはあなた自身の命と生活を守ることを最優先にして、離婚のような精神的にも金銭的にも大きなダメージがのしかかってくる物事については、周囲が冷静に考えることができるようになったあとで考えるほうが、最終的には納得できる結果が得られるのではないかと思われます。
ですが、誰かに愚痴を吐かないとギスギスしてしまうことはありますので、そのような場合には、お気軽になんでもご相談いただければと思います。
現在は顔の見えるオンライン相談を受け付けていますので、ご予約をいただければ、お時間を確保しておきますので、時間も感染リスクも気にすることなく、相談可能な環境は整えられています。
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