
DVは暴力だけではない
DVは暴力だけではない
DV(ドメスティックバイオレンス)と聞くと、どうしても配偶者・恋人からの自分への暴力行為と思いがちではないでしょうか。
実際にDVとして離婚原因になる行為は何も暴力行為だけに限ったわけではありません。
ここではDVの種類を紹介させていただきますので、あなたの状況を知人・周囲の人に話すなどして客観的にみてみますと、自分がDVを実は受けていた!!と発見できることもあるのではないでしょうか。
DVは気づかない間でもおこなわれていることがありますので、あなた自身が分からない場合には周囲の人の指摘も非常に重要となってくるのです。
DVの種類
ここではDVの種類を紹介させていただきます。
実際にどの行為があなた自身におこなわれているかを理解することで対処をおこなうことが大切です。
身体的な暴力
最もわかりやすいDVが身体的な暴力でしょう。
理不尽に配偶者・恋人を「殴る」「蹴る」「首を絞める」「髪の毛を引っ張る」など身体に与える様々な行為が身体的な暴力となります。
精神的な暴力
精神的なダメージを相手に与えることもDVとなります。
例としては「大声でどなる」「相手の存在を無視して生活する」「大切なものを無断で使用する・捨てる・壊す」などが挙げられるでしょう。
精神的なダメージは精神疾患として後々になって顕在化してくる可能性もありますので、今現在はなんともないという場合でも十分な注意が必要であると考えていただければと思います。
性的な暴力
夫婦や恋人で性的な暴力が存在するのかと思われる方もおられるかもしれませんが、実際に性的な暴力は家族でも多く存在しています。
例としては「性的行為を同意なく強要する」「避妊をしなくてはいけないのに協力的でない」「妊娠中絶を強要する」などが挙げられるのではないでしょうか。
性的な暴力はトラウマとして人間関係に大きな影響を残す場合もありますので、現在性的な暴力を受けているのであれば早急な対処が必要だといえるでしょう。
経済的な暴力
経済的な締め付けもDVとして認定されます。
経済的な暴力は周囲からはなかなかわかりにくいので、判明しにくい可能性もありますが、少しでもおかしいなと思う場合には自分だけで判断しないで、専門家など他の方の考え方を聞いてみることが大切だといえるでしょう。
例としては「生活費を渡さない・渡しても少額で生活できない金額」「ギャンブルなどの散財がはげしい」「金銭の流れをこまかく監視している」「働くことを制限する」などが挙げられるでしょう。
その他のDV行為
上記で解説した行為以外にもDVとして認定される可能性のあるものとしては、「知人や友人関係を制限する」「連絡手段をチェックして制限する(電話・メール・SNSなど)」「外出をさせないまたは時間などで制限する」などもDVとして認定される行為であるといえるでしょう。