
DVが被害者に与える影響を理解しよう
DV加害者が受ける影響
DV加害者は外的なだけでなく内面も含めて様々な影響を受けています。
ここでは代表的なDV加害者が受ける影響について解説していきます。
心と身体の両面にダメージを受けています
DV被害者といえば、身体的な暴力によって怪我や痣を作るような被害のイメージを持っている方が多いかもしれません。
ですが、実際にDV被害者が受ける影響は身体的なものだけに限られず、心にも大きなダメージを負っていることになるのです。
慢性的なDVによって、強烈な不安感や自分を否定してしまうような無力感が常にあったり、ひどい場合にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する場合もありますので、十分に理解しておくことが大切といえるでしょう。
DV行為の直後だけでなく、DV行為から時間がある程度経過したあとになっても、DVをされた事実が記憶として蘇ってくるフラッシュバックを頻繁に起こしたり、不安や緊張感が日常的に継続している関係で不眠症を併発したりと、様々な症状が出てくることもあるのです。
直接の被害者ではない子供にも影響を与えます
例え子供がDVを直接受けていない場合であったとしても子供にはDVの影響があるものなのです。
子供は家庭で暴力を見る事自体が大きな衝撃となって残りますし、大きなストレスをその時に与えることとなります。
子供の時に受けた衝撃(辛い思い出)などは科学的・医学的に子供の脳の発達に大きな影響を与えることが既に明確となっています。
DVは直接の被害者となる、あなたの配偶者だけでなく子供にも間接的とはいえ非常に大きな被害があることを理解しておいてください。
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