
コロナ禍が原因か?DV相談が過去最多の数に
DV相談数が過去最多の19万件に
2020年から2021年と世界中を混乱に貶めている、新型コロナウィルス感染症。
日本でも緊急事態宣言を最初に発令した段階で、企業にテレワークを推奨し始めた段階から、家庭内でのDVが増加しているといったニュースはちらほら見受けられるようになっていました。
上記の傾向は、世界中でも増加したとの報道がありましたので、日本だけの特殊な事情ではないと思われます。
そして、今回内閣府が公表したデータによって、コロナ禍が家庭のDV被害をどの程度増加させたかのデータがはっきりと判断できることになりました。
2020年度のDV相談件数は約19万件と、データを取り始めてから過去最多の数となっています。
ちなみに2019年度の相談件数は11万9276件となっており、わずか1ねんで1.6倍とかなりの増加数となっていることが理解できるのではないでしょうか。
一気に7万件以上増加した原因としては、新型コロナウィルス感染症の感染拡大による外出自粛や、社会的なストレス増加が原因であると考えられています。
一気にDV相談が増加したことで、政府も昨年の緊急事態宣言以降は相談体制を拡充して対応しているようですが、まだまだ十分ではないと感じられることが多くあります。
2020年度の2020年4月から2021年3月の中では、2021年3月が1万7320件と最も多かったという事です。
やはり、コロナ禍の社会的な自粛が継続するなかで、皆さんのストレスが限界に達しかけていることがあるのかもしれませんね。
互いの不満をぶつける前に冷静さを保つことも
お互いに不満がある場合に、直接相手に不満をぶつけたい事があるとは思います。
しかし、怒りや不満を相手にぶつける前に、いったん冷静になって自分と今の状況を見つめなおしてみることも大切な事ではないでしょうか。
自分1人では見つめなおすことが難しかったり、客観的にどのように見えるかが分からない場合には、専門家や第三者に相談するなどして、自分達がどのように見えるかを判断してもらうことも家庭をうまい具合に進める手段としては有効なものであると考えてください。