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配偶者暴力相談支援センターとは

配偶者暴力支援センターの役割

配偶者暴力支援センター(以下センター)とは配偶者からの暴力の防止と配偶者から暴力を受けている被害者の保護と救済を目的としてDV法にもとづいて設置された施設で、被害者に対する相談や指導を行うことはもとより、福祉事務所や警察等とも連携しており、被害者の救済と配偶者からの暴力の防止に努めるための中心的な役割を担っています。

まずセンターでは、相談員が被害者からのさまざまな内容の相談に応じており、必要に応じてアドバイスを行ったり、場合によって警察や児童相談所などの適当な機関を紹介したりしています。

次に被害者の心身の健康を取り戻すためにカウンセリングを実施したり適当な医療機関を紹介したりするとともに、被害者やその子供等の同伴家族について緊急の場合における安全を確保するための措置をとったり、暴力を加える配偶者から逃げ出してきた被害者を一時的に保護することもしています。

また、暴力を加える配偶者との決別を決意した被害者に対しては民間のシェルターを含めた各種の施設を紹介して安心して住めるようにしたり、ハローワークや公営住宅を紹介してその利用方法や手続きを説明するなどして、被害者が配偶者から自立して生活できるように支援したりすることをしています。

なおセンターはDV法にもとづく裁判所に対する保護命令の申し立てに関しても相談に応じたり情報提供をしたりしています。
このように、センターは被害者保護の中心的な役割を担っていますが、現在では各都道府県が設置している婦人相談所またはその関連施設がこのセンターとしての役割を果たしています。

配偶者暴力相談支援センターの機能を果たす施設は全国の都道府県に1つは存在していますので、配偶者の暴力で離婚を考えているが、ともかく現在逃げ出すことを優先しなくてはならない方は、まずは相談して配偶者から自立することを考えてみるとよいかもしれません。

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