
委任状ってどんなもの?
委任状はどのような時に使うのか?
委任状というのは、書類の申請や届け出などといった自分が行わなければいけないとされているものを、自分とは関係のない第三者である代理人(一般的には弁護士がなることが多いです。)にお願いすることを表明した文書のことになります。
委任状には絶対にこのように作成しないといけないといったことはありませんので、安心していいでしょう。
委任状を作成する時点で気を付けなければいけないことと言えば、日時・委任したいと考える内容・あなたと代理人の名前・住所の記載・あなたの印鑑が押印されていることの条件を満たせば委任状がどのような形式であっても問題ありません。
委任状と聞くと、一般的なみなさんは裁判などのような場面で必要なものと思われるかもしれませんが、委任状は裁判の専用書面ではありません。
日常生活でも委任状を使用する機会は十分に考えられるのです。
離婚の問題を解決するために委任状を使用作成するであろうと考えられる場面としては、離婚協議書の作成を行政書士に依頼するケース、公正証書の原本作成を行政書士に依頼する場合。離婚訴訟で弁護士を依頼する場合などが考えられるでしょう。
離婚調停や離婚裁判で弁護士に代理人を依頼する場合には、離婚調停と離婚裁判の2つの依頼に対しての委任状が必要になることを忘れないようにしましょう。
離婚裁判までもつれ込んだ場合に、家庭裁判所だけで解決せずに、高等裁判所まで裁判が進んだ場合には、その裁判に関しての委任状も必要となってきます。
委任状は委任すればあなたの責任が代理人にすべて移るわけではありません。
委任をしたとしても、責任はすべて委任をした本人にあることを忘れてしまってはいけません。
当事者はあなたであるということを代理人に委任する場合には十分に認識するようにしてください。
こちらの内容も参考にしてみてください➡「離婚協議書は公正証書じゃない?」