
リストラされ養育費が払えない!
離婚後は養育費を払っていましたが、リストラにより支払えなくなりました。どうしたらいいでしょう?
妻と離婚後は子供のために、毎月4万円の養育費を支払っていました。
しかし、このところの不況で勤務している会社の業績が悪化してしまい、ついには倒産してしまう事態となってしまいました。
子供は自分の子供ですのでかわいいですから、養育費は支払ってあげたいのですが、会社が倒産してしまったために退職金も出ることもなく、現在は失業保険でなんとか生活を維持できているという状況です。
再就職のための活動はしていますが、すぐにという目途は現在は立っていません。
このため、自分の状況を説明して元妻に養育費が支払うことができないという内容の連絡を入れたところ、子供が中学に進学するのでお金がかかるために、何とか支払ってほしいと言われてしまいました。
今月や来月であれば現在残っている貯金を取り崩してでも支払おうかと思っていますが、私としてはせめて再就職が決まるまでは養育費の支払いを待ってもらいたいと思うのですが、可能でしょうか?
支払いの目途が立つまで減額してもらう方法を話し合いましょう
親には離婚していようがしていまいが、未成年の子供の生活保持義務というものがありますので、親は自分の生活レベルを落としてでも養育費を支払わなければなりません。
勘違いしないでいただきたいのですが、養育費は親の権利ではなく、子供の権利ですので、自分の生活を確保したうえで、残ったお金の中から養育費を捻出するという考え方は養育費では通用しないということです。
しかし、養育費を支払うべき人の収入が途絶えてしまったのであれば、支払いをしようにもどうにもなりませんので払いようがありません。
当然、失業保険の期限が切れるまでには再就職をすべく活動を行うでしょうから、再就職が決まるまで養育費の支払いを待ってもらうか減額してもらうかを元妻と話し合いを持つべきでしょう。
収入の目途がついたところで、減額で合意した養育費の差額を支払うことにするなど、今後の細かな約束をしたおくといいでしょう。
元妻との話し合いで解決ができないようであれば、家庭裁判所に養育費減額の調停を申し立て、調停委員を交えて話し合いを進めるといいでしょう。
こちらの内容も参考にしてみてください➡「妻が離婚を契機に退職金と年金を要求」