
配偶者の収入がわからない
配偶者の収入がわからないときはどうするの?
question:
私は結婚当初から専業主婦として生活してきたために、離婚した場合でも先立つもの(特に資金面)はほとんどありません。
夫は会社経営者ですので。間違いなくある程度の収入はありますので、財産が全くないということはないと思います。
しかし、どの程度の財産や収入があるのかを私は全く知りませんので、離婚となった場合にちゃんと財産分与をしてくれるのかに対しては非常に不安が強くあります。
どのような手段が私に取ることができるのでしょうか。
配偶者の経済力を調査しましょう
answer:
お金を持っていて、離婚時に配偶者(夫または妻)にある程度のお金を支払ったとしても全く生活に困ることがないような人であったとしても、お金を払うつもりはない又はできることなら払いたくないと思っている人は少なからず存在しています。
金融機関の通帳に記載されている現金などのように、目に見える財産というものは以外と少ないものですから、相手に財産を知られないように対策をとっていることは十分に考えられるのではないでしょうか。
このケースでは妻からの視点ですが、夫の収入(経済力)を調べることは決して簡単なことではないですが、全く方法がないというわけではないのです。
夫の職業がが自営業であれば、市区町村役場に行くことで、毎年収入を申請して税額を決める確定申告の書類の写しを見ることができますから、確定申告書類の中から収入(売り上げ)や所得はすべて把握できることになります。
また確定証明書ではないですが、納税証明書を入手することができますので、支払った税金の金額から収入を把握することも可能になります。
しかし確定証明書と納税証明書を入手する場合に注意する点としては、両方の書類ともに請求をすることができるのは本人に限られていますので、妻が代わりに請求するためには、夫の署名と押印かされた妻への委任状を持っていかなければ手に入れることはできません。
書類を手に入れなくても、普段の生活ぶりや行動の様子をじっくりと判断することで、経済力はおおよそは判断することは可能でしょう。
夫自身の行動を毎日チェックすることはもちろんですが、自宅に郵送されてくる郵便物なども気を付けてみていくことで経済状態はなんとなくではありますが把握することはできるでしょう。
夫の通帳を見つけることができれば、その中の金額からおおよそ毎月どのような収入があってということは、すぐに判断することは可能です。
離婚の際にお金は出すことはできないという相手にはこれまでに説明したように、実際の証拠があることが非常に強力な交渉材料となってきます。
別に違法なことをすることはなくても証拠はある程度までは集めることが可能ですから、相手がお金を出さないような人であると既に分かっているのであれば、あなた自身が動くことで状況を有利に持っていくことができるのではないでしょうか。
どうしても自分で調べることが不安であったりするのであれば、興信所に依頼することで費用はかかりますが、安全に情報を取得することは可能ですので、興信所という選択肢も覚えておくといいのではないでしょうか。
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