面会交流

養育費を払わない親には面会交流させない

養育費を払わない親には面会交流させない

離婚後、子どもがいる家庭では、親は離婚したとしても子どもに対する責任があることから、定期的に面会交流を図ることがあります。

しかし、離婚してから年月が経ってくると、離婚時に約束していた養育費を払わない親が増えてくることもあるといわれていますし、実際に日本でも養育費の未払いは大きな問題になっています。

これは最初にまとめて払わないタイプの親に多いといえます。

毎月、決められた日までに一定額を振り込むことになっている場合、振込みが滞ってしまうことがあるのです。

このような場合、子どもを育てている側としては、約束している養育費を支払っていないのだから、子どもとの面会交流をさせたくないと思ってしまっても、仕方がありません。

養育費は子供の権利であって、その子供の権利である養育費の支払いをしていないということは、子どもに対して親の義務を放棄していることになるからです。

実際に、養育費を払わない親に子どもを面会交流させたくないという人が増えてきており、ここでトラブルが起きてしまうことがあります。

単純に、離婚後に病気や解雇による転職など職場環境の変化によって、養育費を払えるほどの収入がなくなってしまったという人も現実的には存在しています。

払うつもりはあっても、払うお金が現実に手元にないということであれば、ある意味仕方のないことです。

しかし、離婚時に養育費をどの程度の期間払うかという点は、離婚協議書を作成している場合は当然ですが、離婚協議書を作成していなくても、ある程度の書面や口約束でも、ほとんどの場合では決めているはずです。

特に裁判によって養育費の金額や期間が決められた場合には、違法となってしまうこともありますので、その場合には裁判時にお願いした弁護士に間に入ってもらうことも必要になってくるでしょう。

相手がエスカレートしてしまうと、子どもにストーカーまがいの行為をしたり、親権者が知らないうちに勝手に子どもと会って連れていってしまったりすることもあります。

このようなトラブルも増えてきているため、養育費と面会交流の関係性については、きちんと話し合いを持つことがトラブルを防ぐためにも必要となってくるのです。

面会交流させたくない理由を養育費を払わない親に面と向かって話をし、解決方法を一緒に考えていくことが重要となってきます。

親同士での話し合いは感情的になってしまい、最終的には喧嘩になってしまうことも少なくありませんので、当事者間で話し合いを行う際には注意が必要なことは覚えておきましょう。

お互いに感情的になる場合には、第三者を介入させよう

お互いが感情的になって話し合いがいつまでもまとまらない場合には、第三者である弁護士などの専門家に間に入ってもらうことで、交渉がスムーズになる可能性も高くなります。

また、養育費を払わない親の方も、弁護士が入ってきたという意識から、養育費を払わないことには子どもに会えないという認識をしっかり持つようになることがあります。

上記のような対応をすることで、きちんと養育費を払うようになることも少なくありません。

離婚が円満にいったにもかかわらず、子どものことで後々、トラブルになるという人は多いといわれています。

特に、養育費の支払いと面会交流に関するトラブルが多くなっているため、この点はじっくりと解決していくことが大切です。

弁護士のように専門家である第三者に入ってもらうことで、交渉もスムーズに行きやすくなることが多くなっています。

共通の友人などのように、お互いが気を許せる存在の方に間に入ってもらうことも、話をスムーズに進める点においては、お勧めです。

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