モラルハラスメント

モラルハラスメントとは?

モラルハラスメントってなに?

暴力のような周囲にわかりやすいものはDVとして誰でも理解できるでしょうが、モラルハラスメントは境界線が微妙なだけにここではまずはモラルハラスメントとはいったいどのようなことを指すのかを含めて考えてみましょう。

モラルハラスメント(略してモラハラと呼ばれることが多いです)という言葉は、一般的には「精神的暴力」「精神的虐待」「嫌がらせ」のことを意味します。

身体に痣や傷跡などが残る肉体的暴力を指すDV(ドメスティックバイオレンス)とは異なり、モラハラとは言葉や態度等によって相手に行われる精神的暴力のことを言います。

モラハラの加害者は、非常に巧妙に計算した上で行動していることが多く、日常的に相手の人格を否定する態度や行動を行い、暴言を吐き捨て、嫌がらせなどを行い、精神的暴力や虐待を継続して行っていきます。

モラハラの加害者は、被害者を精神的に痛みつけ、マインドコントロール(洗脳)を行うことで最終的に相手を支配するような行動を起こします。

モラルハラスメントは地下に潜りやすい

モラルハラスメントは、家庭という社会からは見ることが困難ないわば密室で進行していきます。

社会的に公になりにくいことが原因の1つなのかもしれませんが、モラルハラスメントの被害者本人が、自分がモラルハラスメントを受けているのだと他人に指摘をされない限りは、分からなかったというケースもこれまでの経験上から多いのではないかと思っています。

「この人は付き合ってる時からそうだった」「夫婦はどこでも程度の差はあれこういうもの」「私さえ我慢すれば家族が丸く収まる」といった考えから抵抗することを諦めてしまい、苦痛を我慢し続ける日常生活を送らざるを得なくなってしまったモモラルハラスメントの被害者は多数います。

またモラルハラスメントの加害者の多くは、意外にも外面がいいジキルとハイドのような人が多く、被害者の周りにいる知人・友人・仕事の関係者、そして本人の家族であっても、なかなか家庭でモラルハラスメントが行われているとは判断するのが難しいというものやっかいなところです。

モラルハラスメントの被害者の性格からも、周囲に気づかれにくいものになっています。

このようなことから、モラルハラスメントの被害者が勇気を出して周りに相談したとしても、モラルハラスメント行為自体を理解してもらうことが難しく、仕方なく諦めてこれまでの生活を続けていくしかない状態の事例が数多くあるようです。

モラルハラスメントをまずは理解しよう!!

あなたがモラルハラスメントを行われていると理解するためには、まずはあなたがモラルハラスメントという言葉を理解して、現在の夫婦の状況を冷静に分析することが大切な事と言えるでしょう。

単なる相手の性格の問題であるとおもうのではなく、もしかして私はモラルハラスメントを受けているのではないか?といった疑問を持つことが大切なことだと言えますね。

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