
そもそも面会交流ってなんだ?
離婚したとしても、自分の子供とは定期的に会いたい!!
今回は上記のような思いを実現するための、面会交流制度についてです。
面会交流ってなに??
面会交流という言葉を聞いても、そもそも面会交流ってなんだ?という方が多いのではないでしょうか。
面会交流というのは、夫婦がいろいろな事情があって離婚してしまった場合に、子供がいる夫婦の離婚の場合に必要になってくると考えてください。
離婚すると、日本では親権が父親か母親のどちらかに移ることになりますが、一緒に住むことになった親以外との交流を、定期的な面会時間を確保して親子としての交流を維持することが、面会交流をおこなう主目的となります。
離婚は、子供がどんなに意見を述べたとしても、夫婦間での問題ですから夫婦2人の意見が尊重されて、子供の想いとは関係なくおこなわれてしまうことがほとんどだと思われます。
しかし、両親がたとえ離婚してしまったといっても、子供にとっては父親であり母親であることには全く変化がないことでなのです。
離婚時に、夫婦間が非常に険悪な雰囲気になっていて毎日のように喧嘩が絶えなくなっていたなどで、お互いに顔を見るだけでも嫌になるというような葛藤があるかもしれません。
ですが、子供が成長する過程で、親の愛情というものは絶対に欠けてはいけない不可欠なものであることを十分に理解しておかないといけないでしょう。
離婚する場合には、どうしても自分達の今後についてばかり焦点が当たりがちになると思いますが、子供の心にも最大限に寄り添って離婚後については考えていかないといけません。
我々は、子供の心が健全な成長をすることを目標として、面会交流の主役である子供のことを中心に考える面会交流を支援していく考えの元で行動を行っています。
最終的には、夫婦間で我々の支援を必要とすることなく、子供と親が交流できるようになることが究極の目標といえるでしょう。
面会交流の主役は子供!!
昔と比較すると、面会交流の件数は増加しています。
離婚件数が増えている現状を考えますと、今後も面会交流の件数は増加傾向になっていくことは間違いないのではないでしょうか。
面会交流調停の件数だけでも、10年前と比較すると3倍も増加していますので、それにともなって面会交流を支援する要望は増加していきますが、現在でもすべての支援要請を賄えるだけにはなっていないという、我々自身がもどかしい現状があります。
夫婦だけで面会交流の決定をすることができれば望ましいですが、現実的には離婚してからも頻繁に連絡を取り合うことに違和感を覚える方もおられるので、当事者だけで面会交流の日程や時間などを決定することは、なかなか難しいといえるでしょう。
寄り添う離婚コンシェルジュは、離婚協議書作成などの離婚するために必要なサポートも行っていますが、離婚すればそこで終了というのではなく、子供がいる夫婦の離婚の場合には、その後の子供たちのことを真剣に考えて、子供のために必要と思われる面会交流サポートを行っていきたいと考えています。
面会交流は子供が主役ということを常に頭において支援をしていますが、当事者となるあなたも面会交流の主役は子供であることを忘れないようにしましょう。
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