
子供の親権主張するも夫の両親が拒否
一人息子の親権を主張したら、夫の両親から孫は渡さないと拒否されました
婚姻中は夫の実家で夫の両親と同居していました。
しかし、結婚後まもなく夫の両親にいわゆる嫁いびりと考えられる行為を頻繁に受けることになりました。
私のその状況を見ているにもかかわらず、夫は私を助けてくれるわけでもなく、見て見ぬふりをしている態度に夫に対する不信感が強くなってきて離婚をすることになりました。
離婚に当たり、一人息子の親権を主張したところ、夫の両親からものすごい強い口調で孫は我が家の跡継ぎになるのだから絶対に渡さないといって迫ってこられ、母親の私が親権を取ることには絶対に同意をしようとしません。
離婚後はシングルマザーになるので経済的な問題でも婚姻していたときよりは苦労はするということは離婚を決意した段階で覚悟していますが、しかしどんな苦労をしても自分の息子だけは育てていきたいと思っています。
給料は決して高くないのですが、離婚後に働ける場所を見つけることもできましたので経済的な問題で路頭に迷うことはないと考えています。
離婚をするときに、母親である私が親権を取るにはどのようにすればよいのでしょうか?
親権に関しては離婚の当事者である夫との話し合いで合意しましょう
いくら夫の両親が孫が跡継ぎなので渡さないと主張したとしても、離婚するという事実の当事者は婚姻をしていた夫と妻の2人であることをよく理解しておくことが大切です。
離婚に関しては、婚姻中に同居していたといっても夫の両親は離婚の話し合いについて全く関係がありません。
夫の両親が離婚の問題に関して首を突っ込んできている(特に子供関係ではよくあることです)としても、あなたが相手にするのは離婚をする夫であると意識を持って話し合いの相手を常に夫とするようにしなくてはいけません。
夫との話し合いのなかで、どうしても親権についての問題がまとまらないのであれば、裁判所に離婚調停を申し立てることになります。
離婚調停では、子供の福祉を最優先に考えて判断しますので、孫が跡取りだからなどという祖父母の言い分は最初から排除されています。
当然、子供が両親のどちらと一緒に暮らしたいと思っているかが最優先され、さらに夫婦双方の家庭環境や経済状況、性格、離婚後の再婚の可能性などあらゆる角度から要素を考慮して、最終的に父親と母親のどちらが親権を取り、子供と一緒に暮らしたほうがよいのかを判断することになります。
今回のケースであれば、妻のほうは離婚後の生活として仕事を見つけていることなどが子供と暮らすために前向きな材料になるとおもわれるので、離婚調停になるのであれば親子で生活するのに経済的な問題は発生しないということを強く主張することで親権問題を有利に持っていくことも可能であると考えられます。
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