女性の結婚可能年齢

女性の結婚年齢も18歳へ!

時代錯誤の民法?

現在は男性は18歳から結婚することができ、女性は16歳から結婚ができると民法と呼ばれる法律で決められています。

ただ、昔のように結婚の年齢も早く、寿命も短かった時代の決まりを現代の基準にも当てはめるのはあまりにも不自然ということになるでしょう。

民法はもともとは明治時代にできたもので、そこから多少は改正されてきているものの、大幅に現代に照らし合わせて変えているとはいえないのです。

成人年齢が20歳で、選挙権が与えられるのは18歳からとなっていますが、それよりも結婚という家庭を2人で作っていくという、どのように考えても選挙へ行くことよりも大変な行為が16歳から可能となっていることは、どうしても不自然ではないかと思ってしまいますね。

法律と条例との整合性も重要

あなたのお住まいの自治体のホームページを確認できるのであれば、是非確認していただきたいのですが、ほとんどすべての都道府県では18歳未満の青少年との性行為を行うと、青少年保護条例などで逮捕されるということになっています。

法律では16歳から結婚できるのに、逮捕されるのは法律違反をしていないのにおかしいだろ!!と思うのは当然ですよね。

このような条例などとの整合性も考えて、日本政府は女性の結婚可能年齢を18歳に引き上げることになったようです。

ただ現在の日本社会は晩婚化が進み、若者の貧困化が進んでいるので、結婚可能年齢を18歳にしたことがどの程度の意味を持つのかは実際に法律が改正されて施行されてみないとわからないと思います。

そもそも貧困化が進みすぎると、年齢に関係なく結婚したいと考えている男女が絶対的に少なくなってしまう事態も考えられます。

少子高齢化が世界でも突出して進んでいる日本において、晩婚化や未婚の方が増加することは、人口減少を加速させますので、政府は少子高齢化対策を実施していますが、法律改正がどのように効果を発揮するかは見守っていくべきだと思われます。

おすすめ関連記事

ー女性の再婚禁止期間についてー
「女性の再婚禁止期間に変化か?」

ー若い夫婦によくあるDV行為についてー
「DV事件におけるストーカー規制法の利用」