離婚と自立

離婚して本当に自立ができるか不安

質問(本当に自立できるのか不安)

離婚して、考えの古く男尊女卑で自分勝手な夫から解放されたことには非常に安堵しています。

ただ、結婚して10年以上にわたり、自分の意思で行動する機会がほとんどなかったために、その影響からか離婚後の生活で自立できるかどうかが不安になっています。

今のような状態からでも自立はできるものでしょうか?

回答(自立は離婚するしないに関わらず必要な事)

自立は離婚してから行うものではありません。本来であれば、成人または大学生から社会人になった時点で自立しておく必要があるのです。

10年以上の結婚生活で、あなた自身の考えや行動を制限することで、自由を奪ってきた元夫の行動は当然ですが問題となりますが、そのような状態でも自分の意思を持つことで自立することはできたのではないでしょうか。

最優先は経済的に自立すること

離婚後にいずれは再婚するにしても、一定期間は1人で暮らしていくことになるわけですから、最優先は経済的に自立することでしょう。

経済的な自立に関しては、あなたが結婚前に仕事をしていたのであれば、そのジャンルの仕事に復帰する、売れるスキルがあるのであれば、スキルを活かして個人事業を始めてみるなど、考えればいくらでも方法はありますので、まずは一歩でも構いませんから、動き出しましょう。

動き出さなければ物事は何も始まりませんし、いつまでも不安だと思っていても不安が時間で消えるわけではないのです。

精神的な自立も重要なこと

あなたは、自立と聞くと1人で何もかも行えることと勘違いしていないでしょうか?自立は決して1人で生きることではありません。

親しい人や身近にいる人に困った場合に助けを求めたり、アドバイスをもらったりしながらも、自分自身で決定して何かあれば責任を自分で取れることが大切な事なのです。

自立するということは、責任を他の人に押し付けて自分は関係ないと責任逃れをすることができないことを意味します。

1人暮らしになれば、今までは元夫のように、あなたができない又は苦労しておこなってきたことを、代わりに誰かがやってくれることはありません。

多くの事は自分自身で解決しなくてはいけなくなります。とはいうものの、どうしてもできないこともあるでしょう。そのようなときに誰かの手を借りれる状況を作っておくことが必要となるのです。

助けを求めるときは意思をしっかりと

困った場合に誰か助けてくれる人はいないかなあ?と考えるようではいけません。

あなたが困って何か助けてもらいたい場合に、相手に意思を表明して「助けてほしい」と相手にわかるように意思表明することが必要な事なのです。

上記のような行動が、あなたの精神的な自立にも最終的につながってきますので、最初は疲れるとは思いますが、行動をするようにしましょう。

親や兄弟や近所のつながりの大切さ

このように自立を目指す場合に、頼りになるのが、あなたの両親・兄弟や近所の人たちになります。

また、心から信頼できる友人や知人を持っていることも自立を助ける非常に重要な要素になります。

周囲に助けてくれる人がいるからといっても、誰かに甘えることなく、自分ひとりでも生きていけるという決意と覚悟を持ち、常に前向きな気持ちで毎日を送ることが精神的な自立には最初の一歩といえるのではないでしょうか。

1人で悩んでいるあなたへ

離婚の問題は1人で悩んでいては進まないケースが非常に多いものです。

心理学的なアプローチからも1人で考えるよりも第三者と話をすることで、自分の考えがまとまってくるということがありますので、まずはお気軽に相談いただければと思います。

お会いしてお話を伺うことで、現状のあなたに最適なアドバイスもできますし、お手伝いをすることもできると考えて居ます。

寄り添う離婚コンシェルジュでは依頼者の幸せを第一にサポートさせていただきます。

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